EdgeRouter: LAN 内にIPv6プレフィックスを広報する設定(コメンタリー)
参照ページ
https://pikachuism.hatenablog.com/entry/2020/05/16/174424
https://docs.vyos.io/en/equuleus/configuration/service/router-advert.html
https://www.furukawa.co.jp/fitelnet/f/man/200/command-config/yougo/a-z/ra.htm
set interfaces switch switch0 ipv6 address autoconf
# switch0(ルータのLAN側インターフェイス)に IPv6アドレスを自動割り当て(SLAAC?)。
set interfaces switch switch0 ipv6 dup-addr-detect-transmits 1
# 仮アドレスに対する重複アドレス検出(DAD)の実行回数を1回とする。
set interfaces switch switch0 ipv6 router-advert cur-hop-limit 64
# RAが広告する到達可能ホップ数の上限。
set interfaces switch switch0 ipv6 router-advert link-mtu 0
# このRAを受信したノードが実際の通信に使うMTU値を指定します。通常使用されるMTU値はRAを受信したインタフェースのMTU値ですが,インタフェースのMTUいっぱいのパケットを端末に使わせたくない場合に,このパラメータをMTU値よりも小さい値に設定します。インタフェースのMTUよりも大きい値を通知することはできません。
set interfaces switch switch0 ipv6 router-advert managed-flag false
# このRAを受信したノードが、Stateless Address Autoconfigurationを使用してIPv6アドレスを割り当てるか、DHCPv6などを利用して、Statefulなアドレス割り当てを行なうかを規定するフラグです。
# このフラグにfalseが設定されているRAの場合は、Stateless Address Autoconfigurationの使用が認められます。
# このフラグにtrueが設定されているRAの場合は、Stateless Address Autoconfigurationのほかに、Statefulなプロトコル(DHCPv6等)を利用して、IPv6アドレスを割り当てる必要があります。
set interfaces switch switch0 ipv6 router-advert max-interval 600
# 各RAメッセージ間の最大間隔を設定します。
# ルータは、メッセージを送信するように設定された各インターフェイスでRAを送信します。ルータは、最小値と最大値で定義された時間範囲で、これらのメッセージを定期的に送信します。
set interfaces switch switch0 ipv6 router-advert other-config-flag false
# このRAを受信したノードが、アドレス以外の情報を自動設定、ステートフルなプロトコルを利用して取得すべきかどうかを規定するフラグです。
# このフラグにfalseが設定されている場合は、ステートフルなプロトコルを受け付けることができません。
# このフラグにtrueが設定されている場合は、ステートフルなプロトコルを利用して、アドレス以外の情報を自動設定で取得します。
set interfaces switch switch0 ipv6 router-advert prefix '2409:10:XXXX:XXXX::/64' autonomous-flag true
# プレフィックスに対して自動構成処理を実行する必要があるかどうかを示します。
# このRAを受信したノードが、Stateless Address Autoconfigurationを使用する場合、このプレフィックスをインタフェースのIPv6アドレスのプレフィックスとして使用しても良いかどうかのフラグです。
set interfaces switch switch0 ipv6 router-advert prefix '2409:10:XXXX:XXXX::/64' on-link-flag true
# 該当プレフィックスが、受信したインタフェースと同一リンク上に存在するかどうかのフラグです。
# 同一リンク上のプレフィックスの場合はtrue、同一リンク上にないプレフィックスの場合はfalseがセットされます。
# このRAを受信したノードが、Stateless Address Autoconfigurationを使用する場合、On-linkフラグがtrueにセットされたプレフィックスについては、自身のインタフェースアドレスとして割り当てることができます。
set interfaces switch switch0 ipv6 router-advert prefix '2409:10:XXXX:XXXX::/64' valid-lifetime 2592000
# 該当プレフィックスの使用可能期間(秒)を規定します。
set interfaces switch switch0 ipv6 router-advert reachable-time 0
# MACアドレス解決(Neighbor Solicitation)を行なう間隔(秒)。ノードが近隣に到達可能との確認を受け取ってから、ノードが確認なしで近隣に到達できると見なす時間の長さを設定します。0は常に確認を要するという意味です。
set interfaces switch switch0 ipv6 router-advert retrans-timer 0
# このRAを受信したノードが、MACアドレス解決のためにNeighbor Solicitationパケットを送信した時に、応答がない等の理由で再送が必要になった場合に、Retransmissionタイムとして通知された時間の間隔で再送を行ないます。0は常に再送を要するという意味です。
set interfaces switch switch0 ipv6 router-advert send-advert true
# send-advert false で、設定を削除することなくRAの送信動作全体を停止することができる。trueはその逆。
(2022-06-17)